考察
シンビジュームの株腐れはフザリュウム、炭疽病菌、軟腐病菌によって起こるが、
供試材料の株腐れは同じ菌によって起こったと考えられる (下写真参照)
この病害菌に対してラン菌(木材腐朽菌)ハ菌は、強い抗菌作用で繁殖を阻害してコロニー形成を許さなかった。
圃場の土壌にラン菌が生息繁殖すれば、病害菌が生息不可能な土壌にすることが出来る。
対照区
病気株懸濁液処理。
A, B,C区で病害菌が優占菌となりコロニー発生(炭素病菌?)
2月12日の状態
処理区 (病気株懸濁液 + ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌懸濁液の混合液処理区
病害菌のコロニー発生なし。
ラン菌が優占菌となりコロニーが A,B,C区で発生。
懸濁液を採取したシンビジューム病気株
C
B
A
供試材料
シンビジューム 炭疽病、株腐れ病株の懸濁液。 A B C
ハイポネックス培地 オートクレイブ
300cc フラスコ
試験方法
対照区 上記懸濁液を300ccフラスコ培養基に5cc添加
処理区 上記懸濁液とラン菌(木材腐朽菌9 ハ菌懸濁液の混液を
300ccフラスコ培養基に5cc添加
培養温度 最低 5℃ 最高20℃の室内静置培養。
試験開始日 20018年1月29日
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